CLANNAD劇場版は、不満な点が多いながらも面白い作品だった

ふぉぐです。

ついさっき、CLANNAD劇場版を観終わったので、早速レビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、早速レビューに移ろう。




CLANNAD劇場版ってどんな映画?あらすじは?

CLANNAD劇場版は、2007年公開のアニメーション映画。

監督は出崎統。

全年齢対象のPCゲームとして発売された「CLANNAD」の劇場版という形になっている。

あらすじとしては、「学園で出会った不思議な女の子『古河渚』と岡崎朋也の恋愛を描く物語」となっている。

岡崎朋也は、高校にバスケットボールの特待生として入学することが決まっていた。

しかし、中学3年の頃、ある事故によって肩の腱(筋)を切ってしまい、思うように肩が上がらなくなってしまったため、バスケットボールは断念することになる。

学校ではどことなく居場所がなく、バスケットボールもできず、親父との仲も悪い朋也は、徐々に不良のような存在になってしまっていた。

そんなある日、学校までの坂道を登っていると、ある女の子が自分を引き止める。

その女の子は「古河渚」だった。

渚は、学校に行くまでの坂道が登れないため、朋也の後をくっついていっても良いか?と尋ねる。

朋也は嫌々ながらも、後をくっついてくることを承諾する。

ある日、朋也の親友の春原陽平は、極秘裏に古河渚について情報を集めていた。

それによると、

「古河渚は、自分たちと同じ3年生」

「古河渚は病気がちで、1年間休学していた」

「古河渚は、1年間休学していたため、学年は自分たちと同じだが、歳は1〜2歳上」

だという。

そのことを知った朋也は、なんとなく渚に興味を示すようになっていく。

ある日、渚は演劇部を復活させることを決意する。

演劇部は、渚が休学していたため部員不足で廃部していたのだった。

学園祭で演劇発表するために部員を集めようとポスターを作るが、生徒会の邪魔でポスターを貼っても無意味になってしまう。

そんな中、渚は最後の手段で朋也と陽平を演劇部員にし、部活として認められる最低人数「3人」を確保することに成功。

渚は、学園祭の演劇で一人芝居をすることにするが、その内容が朋也にとっては衝撃的な内容だった。

CLANNAD劇場版は、不満な点が多いながらも面白い作品だった

CLANNAD劇場版は、ぶっちゃけ面白い作品だった。

実は、私はTV版CLANNADを1話しか観ていないため、TVシリーズとの違いなどは詳しくはわからない(すまん)。

だが、劇場版を見る限りでは、普通に面白い作品だったように思う。

古河渚が汐を出産した直後に亡くなってしまい、朋也がショックで何も手につかなる描写などは、かなり胸を打つシーンである。

さらに言えば、朋也と朋也の父親が同じ境遇だったというのもなかなかにショッキングである。

父親の気持ちを考えると、かなりキツイ。息子にあんな感じで接せられたら逃亡ものである…。

こんな感じで、普通に面白い作品だったが、不満点も普通にある。

まず、生徒会長立候補の坂上智代と支援の藤原杏が、いつの間にあんなに朋也と仲良くなったのかがわからない。

アニメシリーズを見ていた方ならなんとなくわかるのだろうが、私にように劇場版から観た人間にとっては、

「なんで坂上智代は朋也と渚のラブハウスに出入りしてんだ?」

と思ってしまうはずだ。現に私は思ってしまった。

渚を失ってうつ病のような状態になっている朋也に、料理を振舞いにやってくるシーンとか。

また、朋也が父親の「土産寿司」を「いらねーよ!!」と言ってキレ出すシーンがあるが、あれはどう見ても朋也が悪いように思う。

このように不満点もあるが、面白い作品だったように思う。

古河夫妻、良き

古河渚の両親である古河夫妻が、個人的にはお気に入りである。

めっちゃ優しいやんけ…。あんな人たちに育てられたら、そりゃ渚もええ子に育つってもんですわ…。みたいな。

渚を大事に思うあまり、朋也を野球に強引に誘うシーンなどは親子愛も感じる。

私も古河夫妻のようになりたいものだ…。いや、やっぱやめとこ。

結局、「悪夢」の正体はなんだったの?

朋也が見ていた(演劇で明らかになったが、渚も見ていた)あの悪夢は結局なんだったのだろうか。

劇中では具体的な説明がなかったが、私の推測ではあの悪夢は「二人を引き寄せるための悪夢」だったように思う。

朋也は、渚と出会ってから「海底のようなところを抜け出して、桜の木があるところを目指すようになった」的な描写があるわけだが、この桜の木ってのがまさに渚を彷彿とさせているわけだ(実際、演劇シーンで渚が桜の木を目指すような描写もあったし)。

つまり、悪夢っていうのはそれまでの朋也の鬱屈とした人生のことをさしていて、それに光がともってきた(渚という人物を見つけられた)という比喩表現なのだろうかな…。

朋也の夢は「仮面を着けた顔のないピエロ」が主人公になっているわけだが、朋也自身がまさにそんな人生を歩んできたのだろう。

仮面を着けて、道化で生きていく的な(どう見ても朋也は道化的な性格じゃないけど笑。どちらかというと陽平の方が道化っぽいぞ)。

寝ているときに汗をかいてしまうぐらいの悪夢だったわけだが、結果的に悪夢ではなかったわけだ。

良き良き。

CLANNAD劇場版を総合評価するなら?

CLANNAD劇場版を総合評価するなら、星5中の星4である。

TVシリーズを観ていないため、TVシリーズとの違いなどはレビューできないが、CLANNAD劇場版単体として見るなら、まとまりの良い作品だったように思う。

話がスピーディーに流れていくので、「退屈だな」と思わずにさらっと観れた。

「大丈夫なんか?」と思った演劇シーンも拍手喝采スタンディングオベーションで終わったし、渚は可愛いし。

1時間30分という軽めの放映時間なので、すっきり観れる点は素晴らしい。

しかし、やはり前述のように不満点が多いのも否めない。

人物の相関的なもの(特に渚以外のヒロインたち)が把握しづらいので、その点を加味して星4評価とさせていただいた。

ネットで検索してみると、「TVシリーズとは全然違う!」といった声が多数あるが、私個人的には面白いな〜と感じた次第である。

CLANNAD劇場版はどんな人にオススメ?

CLANNAD劇場版は、「泣きてえ…」っていう感情に襲われている人におすすめである。

私は泣くまでには至らなかったが、最後まで見終わるとなんか胸が苦しくなった。

朋也ほどではないにしろ、渚を失った喪失感。そして汐という渚の遺伝子を引き継いだ女の子。

最愛の人を亡くして忘れたくても忘れられないあの感じが、とても胸を打つ作品になっている。

なので、「最近涙流してねーな…」というあなたにおすすめだ。

終わりに

CLANNAD劇場版についてレビューしてきた。

余談ではあるが、CLANNADといえばアダルトPCゲームで有名なKey作品である。

しかし、CLANNAD自体は全年齢対象のゲームだということを、この記事を書くにあたってCLANNADのWikipediaを参照して初めて知った。

それまでは、CLANNADも18禁ゲームだと思っていたので、これまたショックである。名付けて朋也ショックとでも名付けよう。

あなたも是非、CLANNADの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。

ちなみに私は春生まれだが、桜を見ると憂鬱になるぐらい春が嫌いである。

ではでは。




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