【ネタバレ感想】『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』は、刹那的で美しい映画だった

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』は、刹那的で美しい映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』ってどんな映画?あらすじは?

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』は、1967年(日本だと1968年)公開のアクション・ヒューマンドラマ映画。

監督はアーサー・ペン。主演はウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、マイケル・J・ポラード。

あらすじとしては、「実在した米国犯罪史上有名な強盗グループの、出会いから最期までを描く」という物語である。

レストランでウェイトレスとして働いていたボニーは、ある日自宅の前に泊めてあった母の車を盗もうとしている男と出会う。

その男はクライドという名前で、つい最近刑務所から出所したばかりだった。

クライドはボニーがみてるところで強盗を働き、ボニーはクライドを「男の中の男」と見染め、二人は旅に出ることになる。

ガソリンステーションで働いていた青年・モスが加わり、またクライドの実兄とその妻も仲間に加わって、ますます強盗を繰り返して人を殺していくボニーとクライド。

しかし、ボニーはクライドの兄の妻と折り合いがつかなかったり、警官に泊まってたモーテルを襲撃されたりと、波乱万丈な日々を送っていく。

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』は、刹那的で美しい映画だった

というわけで『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「刹那的で美しい映画だなぁ…」

という感じである。

この映画、全体的に反社会的な内容なので、手放しで「最高の映画だ!」と言いにくいのがますます高評価を獲得しているように思う。

また、世界恐慌時代を描いている…ということも相まって、人々もどこか鬱屈とした雰囲気を感じられる。

ボニーとクライドは、そんな世界恐慌を刹那的に生き、最期は刹那的に死んでいく。

最後にボニーとクライドが警官に銃撃されるシーンで、一瞬ボニーとクライドが目配せをして「愛してるよ」とコンタクトを取るかのような仕草がとても良かった。

声を発さず、轟くような銃撃シーンののち、二人は絶命して、映画は終わる。

映画の終わり方自体も刹那的であり、終わった後の余韻は相当なものだった。

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』の良い点

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』の良い点は、やはり二人の生涯そのものが刹那的だったところだろう。

もちろん、彼らが実際にやってしまった罪は重い。

しかし、時に彼らのような存在が英雄視されることもまた事実である。

ボニーの母親が、「どうせ捕まるんだから」と彼らの未来を悟るのがとても「いい意味で」やるせない。

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』の悪い点

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』の悪い点は、正直いうと中盤らへんが若干もたつくところだろうか。

クライドの実兄たちが混ざる直前ぐらいと、混ざってかららへんのストーリーが若干たるい。

最後の最後であの終わり方だから良かったものの、中盤だけ見るとちょっと頼りない映画だな…と感じた。

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』を総合評価するなら?

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

うーん、良い。

最初はどうかな?と思って行ったが、ラストのあの衝撃的なシーンを見せられたのでは、高評価にせざるを得ないだろう。

今作は1967年の映画なのだが、60年代特有のフィルム感も相まって、とてもノスタルジーな作品である。

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』はどんな人にオススメ?

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』は、現実的だけど非現実的な世界を楽しみたい人におすすめしておこう。

終わりに

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』についてレビューしてきた。

余談だが、C.W.モスを演じたマイケル・J・ポラードは、2019年にお亡くなりになっているらしい。

ご冥福をお祈りします。