ふぉぐです。
ついさっき、『ビバリーヒルズ・コップ2』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『ビバリーヒルズ・コップ2』ってどんな映画?あらすじは?
『ビバリーヒルズ・コップ2』は、1987年公開のアクション映画。
監督はトニー・スコット。主演はエディ・マーフィ、ジャッジ・ラインホルド、ジョン・アシュトン。
あらすじとしては、「ビバリーヒルズ市警のボゴミル警部が、何者かに撃たれる事件が発生する。ボゴミル警部はビバリーヒルズで最近起きているアルファベット強盗団の捜査をしており、何か手がかりを掴んで撃たれた可能性がある。アクセルは、すぐにビバリーヒルズへと向かうのだった」という物語である。
アクセルは、デトロイトで偽装クレジットカードの潜入捜査を行なっていた。
そのために、犯人たちに羽振りよく見せるためにフェラーリを経費で購入したり、2000ドルもするスーツを購入したりと、上司のトッド警部からすれば目に余る行動をしていた。
そんな時、ビバリーヒルズで警察の人間が撃たれた…というニュースが飛び込んでくる。
ニュースには、「ボゴミル警部」という名前が出ていた。
2年前、ビバリーヒルズでアクセルがお世話になって以来、親交のあったボゴミル警部が何者かに撃たれたのだという。
すぐにアクセルはビバリーヒルズ市警に連絡を取り、ビリーたちと話した後にビバリーヒルズへと向かうのだった。
アクセルは、ビバリーヒルズでボゴミル警部を撃ったのは、最近ビバリーヒルズを騒がしている「アルファベット強盗団」なのでは…と思い立ち、すぐに独自操作に乗り出す。
『ビバリーヒルズ・コップ2』は、より推理的要素の増したアクション映画だった
というわけで『ビバリーヒルズ・コップ2』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「前作よりも、より推理的要素が増したなぁ…!」
という感じである。
うん、良い。面白い作品だった。
個人的には前作『ビバリーヒルズ・コップ』よりも面白いな…と思った。
全体的なストーリー構成はあまり変わらないのだが、前作よりも推理をする場面が多めである。
前作がアクセルの「すっとんきょうだけどちゃんと捜査はしている型破りな人物」というところに焦点を当てているとすれば、今作はアクセルがどういう順序で推理をしていくか…を追っていく物語と言えるだろう。
ややハレンチな演出はありつつも、アメリカンな風合いが漂う素晴らしい映画だったように思う。
『ビバリーヒルズ・コップ2』の良い点
『ビバリーヒルズ・コップ2』の良い点は、なんと言ってもそのストーリー構成の上手さである。
演出の切り替え方、そして台詞回しも相まって、『ビバリーヒルズ・コップ』という映画でしか出せない、そしてエディ・マーフィという人物にしか出せない味に仕上がっている。
ビバリーヒルズ市警の本部長が変わった…という演出をまず入れることで、観客にも、
「あの本部長はクソだ」
という感情を植え付けることに成功している。
そして、最後にその感情をさっとすくいあげ、浄化させている。
この抑圧された感情をきちんと浄化できるかどうかは、かなり映画の評価にも関わってくる部分でもあると思っている。
『ビバリーヒルズ・コップ2』は、その点がちゃんとすくいあげられているのもあり、前作よりもさらに面白い映画に仕上がっている。
『ビバリーヒルズ・コップ2』の悪い点
『ビバリーヒルズ・コップ2』の悪い点は、正直いうとあまりない。
ただ、強いていえば今作の強盗団がどういう組織構成なのか…というのがいまいち把握できなかった点は惜しい。
ボスのような人物も、特に印象的な感じでもなかったし、ラスボスというにはちょっと弱い。
メインディッシュで味の薄いハンバーグが出てきたような、そんな感覚はぶっちゃけある。
前菜が濃すぎたせいで、メインが薄く感じてしまう。
もう少し悪役たちにもキャラを持たせて欲しかったな…と感じた。
『ビバリーヒルズ・コップ2』を総合評価するなら?
『ビバリーヒルズ・コップ2』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。
全体的には素晴らしい作品。
ちょっとオゲレツなところとかも、80年代のアメリカ映画っぽい。
エディ・マーフィのマシンガントークがとても小気味よく、それでいてあまり不快な思いもしないし、むしろクスッと笑える箇所も多い。
残酷なシーンも少なく、本当に誰でも見れて面白いアクション映画である。
『ビバリーヒルズ・コップ2』はどんな人にオススメ?
『ビバリーヒルズ・コップ2』が、前作を見た人にまずはお勧めしておきたい。
前作を見ないと、今作の刑事たちとの関係性がよくわからないだろう…。
終わりに
『ビバリーヒルズ・コップ2』についてレビューしてきた。
余談だが、次作の『ビバリーヒルズ・コップ3』はゴールデンラズベリー賞にノミネートされるぐらいに…首を傾げてしまう作品らしい。
大体シリーズ物は3つ目ぐらいがやばくなってくるが、『ビバリーヒルズ・コップシリーズ』もそういう運命なのかもしれない…。