ふぉぐです。
ついさっき、シン・ジョーズを観終わったので、早速レビューしていこうと思う。
ちなみに、ネタバレ全開で感想&レビューしていくので、まだ観ていたい方はご注意を。
では、早速レビューに移ろう。
Contents
シン・ジョーズってどんな映画?あらすじは?
シン・ジョーズは、2016年公開のSFパニック映画。
監督はA・B・ストーン。主演はレイチェル・ブルック・スミス、ボビー・カンポ。
あらすじとしては、「海水浴場に普通じゃない大型のサメが現れてパニック」というありがちなストーリーである。
ある日、とある海水浴場で体が半分無い謎の焼死体が発見される。
その後、海水浴場にはなぜか焼け焦げた魚が頻繁に打ち上げられていた。
ライフセイバーのジーナは、同じくライフセイバーのカプランとともに調査を開始する。
当初は「焼けた魚は誰かのいたずらだよ」と言っていたカプランも、調査を開始していく中で、焼けた魚は人間の仕業では無いことを知っていく。
そして、海水浴場には度々、サメが出てくるようになった。
そのサメは昔、核実験による被害を受けたことで、身体が突然変異を起こしてしまい、猛烈な熱を帯びてしまうようになっていたのだった。
謎の焼死体も、焼け焦げた魚も、この突然変異したサメが原因だったのだ。
ジーナとカプランは、友達や元父を引き連れて、サメ退治に赴くが…。
【感想】シン・ジョーズが、お笑い要素満載すぎてひどすぎるB級映画だった
はい、まぁまずは普通に思った感想から言わせてもらおう。
ぶっちゃけ、「お笑い映画」として見るなら面白かった。
ところどころで「これ、明らかに笑わせにきてるだろ笑」っていう感じのシーンがあったり(ジーナが友達の女性に拘束され、その友達が爆弾を爆発させようとライターで火をつけようとするも、フッと消してしまうシーンとか)、そもそもCG処理が雑だったりして、とにかく笑いどころが満載だ。
逆に言えば、正統派パニック映画を求めていた人にとっては最悪すぎる出来なのは言うまでもない。
とにかくストーリーの作り込みも甘いし、サメによるパニックシーンも言うほど怖くない。
ジュラシックパークや、それこそスピルバーグ監督で言うところの「ジョーズ」のような面白さは皆無である。
お笑い要素が強すぎて、終始ニヤニヤして観てしまった。
お笑いパニック映画として見るならアリだが、
「ジュラシックパークみたいなパニック映画を求めてます」という人には向かないだろう。
特にヒドイのがレストランでの撮影シーン
シン・ジョーズで特にヒドイな…と思ったのが、レストランでの番組撮影シーンである。
出された料理を食べて感想を言っていたミスター・フォルテが、徐々に顔が赤くなって膨らんでいき、最後は大爆発を起こしてしまうシーンだ。
なぜあのシーンが必要だったのかがいまいち理解できない笑。
理解できなさすぎて笑けてしまうし、何よりも大爆発シーンで盛大に吹き出してしまった笑。
とにかくヒドイ笑。
中途半端なひどさではなく、もうこれ以上ないだろ!ってぐらいのひどさなので、こちらも安心して観られるわけである(安心して観られるってどういうことだよって感じだけど)。
特に大爆発シーンは、こち亀のようなコメディさを彷彿とさせているし、とにかく大爆笑である。
ひどさでいえば最高クオリティの映画だ。さすがシン・ジョーズだ。
明らかに「シン・ゴジラ」を意識したタイトルなのも笑える
シン・ジョーズというタイトルを見た瞬間に、誰もが思い浮かべることがある。
「明らかにシン・ゴジラをパロってるやんけ!」
ってことだ。
どう考えてもシンゴジラをパロって邦題をつけてるのがとにかく笑える。
原題は「Atomic Shark」(直訳で原子サメ)なわけだが、やはりインパクトも欲しかったし、話題作に乗っかって売り上げ便乗しようと思ったのだろう。
その辺のB級感も面白い。
とことん面白さを突き詰めた映画。それがシン・ジョーズだッッ!!
レイチェル・ブルック・スミスが可愛い
シン・ジョーズのジーナが、個人的には可愛いと思っている。
可愛い…というよりは美人さんって感じだろうか。
役者さんはレイチェル・ブルック・スミス。
顔はどちらかというと濃い目な感じだが、とにかくスタイルが抜群。
痩せすぎず細すぎず太すぎず。
筋肉がキュッと引き締まっていて、とても男性ウケの良さそうな女優さんだ。
なんか、もっと人気が出そうな女優さんだけに、シン・ジョーズみたいなコメディ作品に出てしまうのは勿体無い気がする。
だが、シン・ジョーズを観たおかげでこの女優さんを知れたわけだし、そういう意味ではいいことだったのかもしれない。
シン・ジョーズを総合評価するなら?
シン・ジョーズを総合評価するなら、星5中の星3評価である。
全体として作り込みが甘いし、サメのCGなんて「低予算すぎるだろ!」って感じがプンプンにする。
しかし、B級映画として割り切って見るなら、そこそこ悪い出来でもない。
「こういうコントなんだ」みたいな感じで見ると、案外面白かったりする。
映画としての出来で語るなら星2評価だが、「パニック映画にお笑い要素を加えてみました(テヘペロ)」って感じでみて見ると面白いので、その点を加味して星3評価とした。
シン・ジョーズはどんな人にオススメ?
シン・ジョーズは、お笑い映画が好きな人にオススメだ。
わかりやすいぐらいにお笑い要素満載だし、おそらく監督も正統派パニック映画としてこの映画を仕上げるつもりはなかったように思う。
ジーナが可愛いことぐらいに特筆すべき点はほぼないんだけど、お笑い映画好きならぜひみてほしい。
だが、観た後の虚無感については保証しかねるので、ぜひ自己責任でどーぞ。
終わりに
シン・ジョーズについてレビューしてきた。
余談だが、私はいつも映画を観終わった後は、その映画のWikipediaで監督情報などを参考にしつつレビュー記事を書き上げていくスタイルである。
しかし、今作シン・ジョーズに関してはなんとWikipediaがなかったのである(2019年現在)。
これだけネット情報社会になっている昨今で、Wikipediaのページが存在しない映画というのもなかなか珍しい。
それぐらい、世間的には大不評の映画なのだろう…と感じた。
だが、その不遇な感じがなぜか笑わせてくれる。
シン・ジョーズ、おそるべしだ。