【ネタバレ感想】『アルゴ』は、ドキドキする救出劇映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『アルゴ』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『アルゴ』ってどんな映画?あらすじは?

映画『アルゴ』予告編

『アルゴ』は、2012年公開のヒューマンドラマ映画。

監督はベン・アフレック。主演はベン・アフレック、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン。

あらすじとしては、「イランで発生した反米デモ。アメリカ大使館で働いていた職員たち52人は人質となってしまったが、他の6名はデモ隊に気付かれずに逃亡していた。CIAは、彼らを救出するためにある作戦を発動する」という物語である。

1979年から1980年にかけて発生した、イランでのアメリカ大使館人質事件。

イランでの革命が起こったことで、イラン国王が放逐されてしまう。さらに、亡命した国王をアメリカが引き受けたことで、イラン内での反米感情が活発化してしまう。

イランにあるアメリカ大使館で働く職員たちは、なんとか自分の仕事をやっていたが、大使館前には大衆が押し寄せ、今にも門を蹴破って入ってきそうな勢いだった。

すると、門を乗り越えて一人二人と入ってきて、ついにはその大衆が大使館敷地内へと入って、大使館を占拠する。

大使館にいた52名の職員たちは人質となってしまったが、運よく6名の職員たちは逃げることに成功。

近くにあるカナダ大使館へと逃げ込み、アメリカからの救出を待っている状態だった。

一方、アメリカでは、逃げることに成功した6名の職員たちが、まだイラン新政府によって知られていないことをこれ幸いとし、秘密裏に6名の救出作戦を打ち出す。

色々と案が上がった中で、救出にかけてはエキスパートのトニー・メンデスが考案した、

「アルゴ作戦」

を実行していくことになる。

アルゴ作戦とは、「アルゴ」という架空の映画を制作することにし、その映画制作のためにロケハンをする…ということでイランにいき、6名の職員たちを映画スタッフとしてカモフラージュしつつ、アメリカへと帰国する…という大胆な作戦だった。

『アルゴ』は、ドキドキする救出劇映画だった

というわけで『アルゴ』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「めっちゃドキドキする救出劇映画だなぁ!」

という感じである。

全体的に重苦しい雰囲気が漂って、「生きるか死ぬか」という不安要素が観る側にもググッと感じさせる作りになっている。

そのため、最後の最後でイラン領空を飛行機が抜けた瞬間の6名の大使館職員の安堵の表情に、観ているこっちもなんだか涙してしまうぐらいに素晴らしい映画だった。

もちろん、アメリカが悪いとか、イランが悪い…など、政府的・歴史的価値観の違いはあるように思う。

だが、『アルゴ』という映画に関していえば(というよりアメリカ大使館の職員たちからしてみれば)、まさに国と国との争いに巻き込まれてしまった状態…としか言いようがない。彼らがアメリカの政治を行っているわけでもないのだから、彼らが脱出した瞬間はそういう利害関係を感じさせないような安堵感があった。

とてもドキドキする、いい映画だったように思う。

『アルゴ』の良い点

『アルゴ』の良い点は、なんと言ってもその雰囲気が最高な点だろう。

1980年代を彷彿とさせるような品物の数々(例えばテレビや、ポスターの絵柄など)が、『アルゴ』という映画の土台を作っている。「これは1980年代ごろの雰囲気なのだ」と伝えてくれている。

そして、役者たちの演技も実に良い。

ベン・アフレック演じるトニー・メンデスが個人的にはお気に入りである。

無愛想ではあるのだが、その芯には「私には彼らを帰国させるという義務がある」という、強い義務感を持って作戦を遂行する。

もちろん、命令を破っての作戦遂行だったわけだが、その辺の潔さもかなりかっこいい。

本物のトニー・メンデスさんがどうだったかはわからないが、少なくとも『アルゴ』という映画に関しての「トニー・メンデス」さんは、とてもかっこいい人物に映った。

『アルゴ』の悪い点

『アルゴ』の悪い点は、個人的には同じようなシーン(実際には同じではないんだけれど、風景的な意味で同じシーンが繰り返される)が続くのがダレてしまうな…と感じた。

正直、ラスト30分〜ぐらいからは、脱出作戦がどんどん佳境になるので目が離せなくなった。それぐらい面白い。

しかし、アルゴ作戦の土台づくりをしているあたりは正直退屈だった。

また、6名の職員たちが言い争いをしたり、「本当にこの作戦はうまくいくのか?」と争っているシーンはダレてしまう。

それが『アルゴ』の良い点でもありつつ、悪い点でもあるかな…と感じた。

『アルゴ』を総合評価するなら?

『アルゴ』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

全体としては好印象。

最後の抑圧された「脱出したい」という気持ちが解放されるところにエクスタシーを感じた。

とてもスカッとした気分になる。

役者たちの演技も素晴らしく、カメラワークも申し分ない。

ただ、前述のようにちょっとダレてしまう箇所はあるので、そこだけ惜しいな…と思った。

『アルゴ』はどんな人にオススメ?

『アルゴ』は、感動映画が観たい方におすすめである。

お涙頂戴映画ではないが、お涙が流れてしまうラストには圧巻である。

終わりに

『アルゴ』についてレビューしてきた。

余談だが、ラストに空港内にいた兵隊たちが飛行機をジープや警察車両で追っかけるシーンがあるが、あれは実際にはなかったようだ。

映画での演出ということだが、まぁ…そんなものだよね…ということで。