【ネタバレ感想】『悪霊島』は、犯人の動機がやや不明なサスペンス映画だった

『悪霊島』は、犯人の動機がやや不明なサスペンス映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『悪霊島』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『悪霊島』ってどんな映画?あらすじは?

『悪霊島』は、1981年公開のサスペンス映画。

監督は篠田正浩。主演は鹿賀丈史、室田日出男、古尾谷雅人、岩下志麻。

あらすじとしては、「ある男が海に漂っているところを引き上げられ、じき死亡してしまう。その男はある島について、不気味なダイイングメッセージを残していた」という物語である。

金田一耕助は、越智竜平というお金持ちからの依頼のため、岡山県にある刑部島へと行く途中だった。

そこで、ヒッピー風の青年と仲良くなり、港についたところで、磯川警部と巡り合う。

警部は、港で死亡した死体について捜査をしていて、ちょうど金田一と出会ったために金田一にその死亡した男性が最後に残した録音メッセージを聞くことにする。

すると、その録音には「腰が繋がった双子、鵺の鳴く夜は気をつけろ」と録音してあった。

そして、その男性の名前は背広のネームから「青木」だと判明し、金田一は驚く。

青木とは、越智竜平から探して欲しいと頼まれていた人物であり、また警部の方も「越智」という名前に聞き覚えがあったらしい。

刑部島では、何があったのだろうか。

『悪霊島』は、犯人の動機がやや不明なサスペンス映画だった

というわけで『悪霊島』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「犯人の動機がやや不明なサスペンス映画だなぁ」

という感じである。

うーん、色々とシーンごとの繋がりが微妙すぎて、物語に入りにくいのがまず一つ。

そして、最後に明かされる「一連の事件の秘密」も、正直いうとそこまで驚くようなものでもなかった。これはおそらく、そこに至るまでのシーンがなかなかに軽薄なところが由来しているはずだ。

どうやら、『悪霊島』のオリジナル版(劇場公開版)は、もっと内容の濃かったものだったらしい。

しかし、私が今回鑑賞した編集版は、音楽使用権や倫理的に現代ではNGとなるような表現など、色々と問題があって編集されまくっているらしい。

手塚治虫の『火の鳥』の朝日ソノラマ版と講談社版で収録されている内容が違うかのように、『悪霊島』もそういう背景によって今回のような…おそらく監督としては不本意な出来になってしまったと思われる。

『悪霊島』の良い点

『悪霊島』の良い点は、金田一耕助役の鹿賀丈史と、巴を演じた岩下志麻の演技力だろう。

鹿賀丈史がかなりハマり役だったし、岩下志麻の妖艶な感じが絶妙だった。

『悪霊島』の悪い点

『悪霊島』の悪い点は、これは前述のように編集版に限ってのことだが、とにかく推理にたどり着くまでにかなり軽薄なシーンが多すぎて、せっかくの推理が台無しになっている点だろう。

例えば、雨の中でなぜ刑部大膳が藁の羽織りなどを着て立っていたのか…もよくわからなかったし。

辻褄がカットされすぎてて、消化不良で終わってしまうのが『悪霊島』の痛い点だろう。

『悪霊島』を総合評価するなら?

『悪霊島』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。

うーん、惜しい。

これは幻となってしまっている劇場公開版を見たい気持ちが強い。

今回見た編集版はやはり軽薄な感じがして推理しようにも犯人の意図を汲み取れないので、面白みを感じない。

『悪霊島』はどんな人にオススメ?

『悪霊島』は、金田一耕助シリーズが好きな人におすすめしておこう。

終わりに

『悪霊島』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。