【ネタバレ無し】エミネムの半自伝的作品「8Mile」が、辛くも痛快な映画だった

ふぉぐです。

つい先ほど、ラップ映画「8Mile」を観終わったので、ここでレビューをしていきたい。

一応、これから8Mileを観るよって方のためになるように、

「8Mileはこんなストーリーでこういう面白さがあるよ」というのを伝えられればと思う。ネタバレ要素は無しだ。

では、レビューにいってみるYO!




8Mileってどんな映画?あらすじは?

8Mileは2002年公開(日本だと2003年公開)の音楽映画である。

監督はカーティス・ハンソン。主演はエミネムである。

8Mileは、簡単に言ってしまえば…世界的人気ラッパーのエミネムの半自伝的作品…という内容である。

1995年のデトロイト。黒人と白人、貧困層と富裕層を分ける境界線となっている「8マイル・ロード」が一応の舞台である。

主人公のジミー・スミスは、ラッパーを目指している青年。

しかし、ラップの本番になると緊張をしまくって吐き気を催したり、思うようなラップができずにラップバトルではすぐに負けてしまっていた。

母親は呑んだくれ。父親はおらず、母親と付き合っているジミーの上級生の男もダメ人間。

こんな場所から早く抜け出したいジミーは、バイト先の工場でせっせと働いていた。

そんな時、プレス工場にアレックスという女性がきて、ジミーとなんやかんやで出会うことになる。

その後、アレックスがちょっとアレをアレしてしまったりして、ジミーは自暴自棄になってしまう。

しかし、ジミーは一大決心した。とある日の夜、ラップ会場でマイクを掴んだのだ。

8Mileに漂う、暗く寂しい感じがツライ

1995年のデトロイト。

エミネムが1972年生まれということは、8Mileのエミネムの設定は23歳ということになる。

23歳で夢を追うエミネム。

でも、母親が飲んだくれで…住んでいる家も寂れている。

街の寂れている感じもどことなく悲壮感を感じさせるし、映画全編にわたって感じる「エミネムの苛立ち」もなんとなくわかる気がする。

「この街にいても何にもならない。早くどこか遠くに行かないと」

という気持ちを感じる作品である。

やはり、最後のシーンは印象に残る傑作部分

8Mileでは、前半から後半まで、ずっとスカッとする部分がない。

モヤモヤしたりイライラしたりの連続で、

「おいおいおい…なんかこっちまでキツイぜベイベー…」

みたいな感じなのだ。

だがしかし。案ずるなかれ。

最後のシーンは、映画史上でもかなりの傑作なのではないかと個人的に思っている。

ネタバレなので詳しい説明はしないが、少林サッカーでいうところの火星人がゴールキーパーになったぐらいの爽快感だ。

これまでの鬱憤を一気に発散するあの感じ。

溜まったゴミを一気にまとめて焼却する爽快感。

ぜひ、まだ観ていない方は観て欲しいYO。

アレックス…かわいいなと思ったら演じてる女優さん亡くなってた…

8Mileを観終わった後、アレックスを演じている女優さんが可愛いなと思ったので、なんとなく調べてみた。

すると、驚いたことに2009年に亡くなっていたのだ。

名前は「ブリタニー・マーフィ」。

見た感じ、The・アメリカの女の子みたいな感じの女性である。

ご冥福をお祈りします。

8Mileを総合評価するなら?

8Mileを総合評価するなら、星5中の星4である。

映画としてはかなり面白く、私はエミネムに詳しくなければラップ自体詳しくない。

音楽は好きだけれど、ラップには縁がなかった。

エミネムの半自伝作品ということで、「面白いのかな」と若干疑っていた面があったのだが、そんな私でもかなり楽しめた。

だが、個人的には前半がちょっとダレてしまったかな…という感じなので、星1つマイナスの星4評価にさせてもらった。

ちなみにだが、セクシャルなシーンがちょいちょい出てくるので、誰かと一緒に観る場合は気まずくならない関係性の人と観るのをおすすめする(余計なお世話)。

8Mileはどんな人にオススメ?

8Mileは、ラップ好きな人・エミネムファンにはもちろんのこと、普通に音楽が好きな人にはおすすめしたい。

私はもともとロックやフュージョン、クラシックやジャズなどを嗜む人間なのだが、ラップに対してはかなり知識が足りない。

しかし、今回8Mileをみて、

「ラップはスポーツみたいな音楽だ!面白いな」と思った。

普通、音楽に勝ち負けはない。良い音楽は「良い」というだけのことだ。

しかし、ラップは(というかいわゆるフリースタイルのようなラップは)音楽だけではなく、そこに勝ち負けをルール化することで、聞くだけではなく実際に楽しめる音楽として成立しているんだな…と感じた。

韻を踏むことの爽快感、即興で相手の攻めるべきポイントをあぶり出す能力。

かなり頭を使う音楽だな…と感じた。

なので、普段ラップを聞かないけど音楽は好き!という方にはかなりおすすめしたい。

終わりに

8Mileは面白い作品だった。

ラップミュージックに興味を持つきっかけになったし、おそらくあの映画でラッパーを目指した先人たちも多いことだろう。

それぐらい、8Mileという作品は魔力があるように感じた。

そこのあなたも、ぜひラップの世界に…エミネムの世界に足を踏み入れてみてはいかがかな?