【ネタバレ感想】『チャーリング・クロス街84番地』は、ほんわかした時間が流れる映画だった

『チャーリング・クロス街84番地』は、ほんわかした時間が流れる映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『チャーリング・クロス街84番地』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『チャーリング・クロス街84番地』ってどんな映画?あらすじは?

『チャーリング・クロス街84番地』は、1986年公開のヒューマンドラマ映画。

監督はデヴィッド・ヒュー・ジョーンズ。主演はアン・バンクロフト、アンソニー・ホプキンス、ジュディ・デンチ。

あらすじとしては、「NYに住む女流作家と、ロンドンで古書店店主をしているフランクとの文通が始まる」という物語である。

NYに住む女流作家ヘレーナ・ハンフは、作品を書くために参考となる書物を注文すべく、イギリスはロンドンにあるMarks&Coという古書店へと手紙を書く。

手紙を受け取ったマークス店主のフランクは、ヘレーナがのぞむ本を添えて、手紙に返信をするのだった。

マークス古書店はヘレーナにとってとてもお気に入りの古書店となり、ニューヨークに住むヘレーナは第二次世界大戦で食糧難に陥っていたイギリス情勢を鑑みて、古書を送ってもらったお礼として肉缶詰や卵など、物資をいくつか送るのだった。

そこから、マークス古書店の店員内でヘレーナの株が上がり、店員たちはみなヘレーナに返事の手紙を差し出すのだった。

『チャーリング・クロス街84番地』は、ほんわかした時間が流れる映画だった

というわけで『チャーリング・クロス街84番地』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「ほんわかした時間が流れる映画だなぁ」

という感じである。

全体としてほんわかしている…というより、とてものんびりとした時間が流れていく。

「本」が主題となっている映画であるため、例えば「新品の本より古本が好き」など、読書家にはたまらない価値観が細部に出ていてとても面白い。

また、アメリカとイギリスの当時の情勢(映画内でビートルズについての言及があったことやイギリスが食糧難に陥ってるところを見ると、年代的には50年代〜60年代ぐらいだと思う)などを見れるところも面白い。

今作はハンフの自伝的作品なため、ノンフィクション映画でもあるらしい(完全にノンフィクションではないと思うけど)。

優しい気持ちになれる映画だった。

『チャーリング・クロス街84番地』の良い点

『チャーリング・クロス街84番地』の良い点は、やはり時間の流れが遅く感じるところだろう。

基本的には文通をするだけ…という映画である。

なので、物語という物語があるわけでもないのが特徴なのだが、全体的な雰囲気がとてもよくて心地良い。

『チャーリング・クロス街84番地』の悪い点

『チャーリング・クロス街84番地』の悪い点は、起承転結的なものが感じられないところだろうか。

全体的にのほほんとしているため、胸躍るような何かがあるわけでもなく、悲しいことがあるわけでもない(最後にフランクが亡くなったのはある意味悲しかったけど)。

『チャーリング・クロス街84番地』を総合評価するなら?

『チャーリング・クロス街84番地』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

個人的にはまぁ普通。

アクション映画やホラー映画など、見るのにメンタルを使うような作品を見た後のお口直しとして見るなら、こんなに優れた作品はない。

日頃疲れている心をリラックスするには素晴らしい映画だった。

だが、あまり高望みして見ると若干平坦すぎるのが痛い。

『チャーリング・クロス街84番地』はどんな人にオススメ?

『チャーリング・クロス街84番地』は、メンタルが疲れてる人におすすめしておきたい。

終わりに

『チャーリング・クロス街84番地』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。